カルダノとポルカドット、リップルの時価総額を上回る
イーサリアム(ETH)の過去最高値更新に伴い、手数料であるガス代の高騰が問題になっています。
この問題が、ETHキラーと呼ばれる仮想通貨2銘柄の価格上昇につながっています。
ETHキラーと呼ばれているのはカルダノ(ADA)、ポルカドット(DOT)の2銘柄で、特にDOTは、ETHの共同創業者であるギャビン・ウッド氏が立ち上げにかかわっており注目されています。
コインゲッコーによると10日午後11時現在、ADAの時価総額はリップル(XRP)を抜いて全銘柄で4位につけており、価格自体も上昇傾向にあります。
DOTは10日午後11時現在、時価総額はXRPを抜いて5位となっていますが、午後10時頃にはXRPの時価総額の方が上に来ており、その差は大きくありません。
DOTは昨年8月の立ち上げ時点では2.94ドルでしたが、10日には24ドル台に突入しています。半年で、価格がほぼ8倍に高騰したことになります。
イーサリアムは分散型金融(DeFi)のベースとなっていることが多く、DeFiの活発化につれて価格が上昇し、これに伴いガス価格も上昇傾向にあります。
こうした状況から、取引額とほぼ同額のガス代が必要になるケースが出るなど、ETHの使い勝手の悪さにつながりました。
イーサリアムキラーの2銘柄の価格上昇は、これを踏まえたものとみられています。