カルダノ、イーサリアムブロックチェーンへのブリッジ機能を実装へ
カルダノ(ADA)の開発企業であるIOHKは、イーサリアム(ETH)のブロックチェーンへのブリッジ機能を月内に実装する予定であることを明らかにしました。
ETHのブロックチェーン上ではERC20、ERC721、ERC1155規格の仮想通貨や非代替性トークン(NFT)が流通しており、分散型金融(DeFi)も開設されています。
それだけに、ETHブロックチェーン上のトラフィックが極めて多く、手数料の高騰などの問題を招いていると指摘されています。
ADAの週間技術リポートによると、8月20日付で社内向けのERC20コンバーターのテストネットをリリースしたと報告しており、動向が注目されていました。
IOHKが8月27日に開いたイベントでは、ブリッジ機能によってERC20トークンをADAのブロックチェーン上に展開することで、手数料の低下という恩恵を提供できると説明しています。
ブリッジ機能は9月12日実装予定のADAの大型アップデート「アロンゾ」に伴うもので、このアップデートは主にADAにスマートコントラクトの機能を実装させることが目的だとされています。
DeFiの設置には、取引を自動化できるスマートコントラクトの実装が欠かせません。ADAはDeFiの開設を目指しており、アロンゾの内容もそれに沿ったものとなっています。