カーボン・クレジット取引の管理・監視機関Verraが償却済みカーボン・クレジットのトークン化を禁止
民間認証クレジットであるVCS(Verified Carbon Standard)を運営管理する米国NPOのVerraは5月25日、暗号資産に関する企業による償却済みカーボン・クレジットのトークン化を禁止することを発表しました。
Verraは、企業が利潤追求の際に排出した二酸化炭素を相殺するために購入するもカーボン・クレジット取引を管理・監視する最も大きな機関の1つで、以前にもSDGsに関するプロジェクトの新たな認証制度「Sustainable Development Verified Impact Standard(SD VISta)」を作成しています。
今回の発表は、炭素トークンの二重消費が回避されるとともに、より健全で透明性のある市場であり続けるには必要な措置だとカーボン・クレジットの開発者やそのトレーダーたちからは考えられています。
Klima DAOも今回のVerraの発表に対して、
「Verraがカーボン・クレジットのトークン化のために議論を開始したことは、Web3.0におけるカーボン業界にとって非常に前向きな動きである」
と述べています。